12月24日

「おいマイ-!逃げんなよ!!」
一人が、くるりと振り返った。
「逃げたぁ。もう、麗が邪魔するからだよぉ!」
ぷっくりと、頬をふくらませる。
かわいらしい表情。
一人が叫んだ。
「後ろっ!!!!」
確かに見たんだ。
棒を振り下ろすマイの姿が、、、、、、
バキンッ!
気付けば、棒は折れていた。
「ちっ。弱かったかな、、?」
マイは、棒を投げ捨てた。
カランカランッ
床に落ちた音。
それさえも聞こえなかった。
聞けなかった。
「イヤァ-------!!!!」