12月24日

「掴まないで?動きにくいじゃん」
掴んでいる今でも同じ。
「動く必要なくね?」
「えぇ~、マイじっとしてるのニガテだからぁ」
「だから?」
反省さえしない。
コイツ、、、ふざけてんの?
「離してっていってるのぉ。大丈夫?頭」
って言いながらこめかみに手を添える。
「人を窓から突き落とす人より大丈夫だけど?」
「アンタ、、、マイを馬鹿にしてるんだね」
ちょっと頭にきたんだろう。
少し眉間にしわがよった。
「そうかも」
面白くなってちょっと茶化した。
「ふざけないでよ、、、、」
「ふざけてないよ?言い返す事がなくなったからってそう言うのやめてくれる?」
少しだった眉間のしわも、段々深くなっていく。
効き目アリ?
「アンタも突き落としちゃうよ?」
「殺人者が、また人殺そうとしてるぅー」
威嚇で言ったことが裏目に出てしまい、どんどん追いつめられるマイ。
しかもアタシが大声で言っちゃったから、他のクラスから人が集まってくる。
「突き落とすんでしょ?落としてよ」
「人が集まってからやらせて、マイを悪者にするんだ」
「最初から悪いのマイじゃん」
「麗のこーゆー所、超ウザい」