12月24日

一時して、書類をまとめると、
「行きますね。」
と、背をむけた。
その後ろ姿は、大きかった。

病院を出ると、友達が待っていた。
「大丈夫?可哀想、、、、。」
「痛い?」
心配してくれるのは嬉しかった。
でも、マイがいじめられそうで怖い。
でも、聞けなかった。
自分がいじめられるかも、、、と思ったからである。

お母さんはドタドタと足音をたてながら
「今準備するからね」
「あ、薬用意するね」
「もう寝なさい」
みたいなことをずっと言っている。
遠慮すると、だめなの!と、聞かずに世話を焼く。
時々、すっ転んでおでこにアザをつくった。
その時毎回大笑いする。

そんな日々が楽しくてしょうがなかった。