『若、すみません…』 《謝んな、慶次。お前のせいじゃねーよ》 若はポンと 慶次さんの肩を 叩いて俺の前まで来た。 ―――げっ… 殺される? グッと目を 瞑った瞬間… 《アハハハ…!!!》 その美貌に 不釣り合いなほど 豪快な笑い声が響いた。 《やってくれたじゃねーか。悠》 「……は?」 《やっぱ好きだわ、お前んこと。結婚しよう》 「な!?………なに言ってんだよ!!いきなりっ」