『てめぇ…落とし前つけんかい!!』

「い、いい加減しつこいんだよっ」



ハァ…ハァ…



さすがにこのまま
走り続けても
捕まるのは
時間の問題だ。



この家の広さを
上手く利用して……



とりあえず
俺は廊下の角を曲がった。



―――ドン!!!



「…………ッ」



何かデカイものに
ぶつかって
転んでしまった。
や、やべぇ!
奴らに捕まる!



俺は素早く
立ち上がろうとするが……