『客室とは言いましても約7割は、住居人の部屋となっていますけどね』 「………住居人?あぁ!お手伝いさんとかですね!」 『うーん…。まぁ、すぐにわかると思いますので、そんなところで良いです』 すぐにわかると思う? …………何がだ? 俺は安部さんの 言ってる意味が よくわからなくて 首を傾げた。 そんな俺の様子を見て 安部さんは 困ったような 楽しそうな表情を 浮かべた。