小さかった俺が
覚えてる数少ない
ことのうちの1つ。



「って!いけね~…浸ってないで早く読もう」



俺はその場に
腰を下ろして
糊付けしてある
封筒を手紙ごと
破いてしまわないように
丁寧に破いてく。



封筒の中には
白い紙が1枚だけ
入っていた。