そして翌日…


蓮次Side


早朝5時
俺は寿と共に
久しぶりの自宅へ
帰ってきた


『おかえりなさいやし!組長、安部さん』


《ああ、俺たちが留守の間、何か変わったことはなかったか?》


『いえ…特にはありません』


《そうか、ありがとう》


『それで、組長…橘との話し合いはどうなりました?』


橘…
今、その名前を
聞くだけでも
腹が立ってくる


橘っていうのは
俺たちと同じ流町に存在する
極道組織だ


また、この橘組の
組長が話のわからない奴で
何日話し合いをしても
まるで聞く耳もたない