『だが、安心しろ。別に組員達も取って喰おうってわけじゃないんだ』 「ま、まぁ…何もされないならいいんだけどね」 『悠が若の許嫁であるうちは、な。奴等も若の許嫁には手は出せんからな』 「…………………」 あああ……… やっぱりここは 楽園ではなく 魔界なのだろうか? 俺は背筋に嫌な汗を かきながらも 【聞かなかったこと】 として処理して 慶次さんの部屋へと 向かった。