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『愛(マナ)……』

『そんな顔するなよ。せっかくの男前が台無しだよ?』

『…俺っ…お前がいなくなったら…どうすればっ……』



こうやって
子どものように
泣きじゃくる
彼を見てると
【鬼】と呼ばれ
恐れられているとは
とても思えない。



鬼は泣き顔を
俺にしか見せない。
そう思うと嬉しい。
そして愛しい……



『そんなこと言うなよ。まだ17でしょうが。まだまだ色んな人との出逢いがあるよ?きっとすぐ、俺以上に想える人が現れるよ』