*BL*Gasoling…



………………
……………
…………
………


『アヤ、あれ見て……』



アヤはいじっていた
派手な携帯から
ミカが指差す方へと
目を向けた



『……あ!郁人くん!?ちょーラッキー♪郁人くんとこ行こっ』

『……!ちょっと待って、アヤ』

『もう、何!?早く郁人くんと話したいんだけど!』

『アタシ………郁人くんのあんな笑顔見たことない』

『……………え?』



一瞬、
自分の目を疑った


あれは本当に
郁人くんなの…?


自分に向けられる
“作り物の”笑顔とは
あまりにも違い過ぎる


瞳が優しい…


愛しい人を
見つめるような
そんな笑顔だった



『……あの郁人くんと一緒にいる奴だれ?』

『あいつ、うちの学校の相原涼だと思う…郁人と同じガソスタで働いてた気がする』