「うおっ……」

扉を押して中に入り、驚く甲斐。

見渡す限り、全てがゲームで埋め尽くされていた。

「よーし! 掘り出し物を探すぞぉー!」

小学生よろしく、走って奥の方へと行く三木。

「あいつはガキか……」

いや、馬鹿だったな。と呟きながらレジへと向かった。

「あのー。すいません」

「はい。なんでしょうか?」

店員は若い男性の方であった。

「えっと……。とりあえず、この店にある物全部下さい」