かれこれ20分経つだろうか。

体もすっかり冷えてしまい、俺はもう星空どころではなかった。


「リサ、そろそろ帰らない?俺もう寒くて限界…」


ブルブル震える俺を、リサは満足そうな顔で見る。

「そうだね、このままだとずっと見ていそうだし帰ろっか」


助かった…。


まだいるって言われたらどうしようかと思った。



そうして俺たちはまた車を走らせた。