そんな俺の横で、リサは小さな腕をめいいっぱい広げて空を仰いでいる。

星屑のスポットライトを浴びるリサは、俺の目に一段と輝いて映る。


その時。


「あ、流れ星」


リサがそう言った。



俺には明らかに見えなかったが、リサには見えたらしい。