「うるさいな…叫ぶなよ」




「だって…だって…」




ビックリしすぎて、だってしか言えなかった。




「いいから行くぞ?」




「うっ…うん」





先をどんどん歩いていく裕太に、必死で着いていった。




何処に向かってるんだろう?




疑問を浮かべたまま、とにかく歩いた。




「麻子…」





裕太の声で顔を上げると、目の前には綺麗にライトアップされたシンデレラ城があった。