「俺さ、昔から夢芽の事好きで……でも、パーティとかないと会えないし、会ってもなんて話しかけたら言いか分からなくて…だから、誕生日会の時も名前聞いたんだ。忘れたふりして」




「………ばか」




言いたいことはもっといっぱいあったのに、この一言しかいえなかった。




ばか。




ばか、ばか、ばか。




「好きだよ、夢芽。大好き!!」




「ばーか。それ、私のセリフ」




私は圭樹に抱きついた。




圭樹匂いがして、とても落ち着く。





「夢芽…家に帰ろうか」




「うん!!」





私は圭樹から離れて、手を繋いだ。





そして、ゆっくり家へと歩き出した。







幼馴染年下(女)×幼馴染年上(男) fin