「夢芽??」




「あははは…力抜けちゃった」




私は笑ってたけど、圭樹は心配そうな顔をしてた。




「圭樹……」




「なんだ?」




「あの…私、圭樹の事……好きみたい」




圭樹は驚いたような顔をして黙り込んでしまった。



沈黙。



どうしよう…なんか言った方がいいのかな?




そう思って話しかけようとした時、圭樹が話し出した。




「俺さ、お前の誕生日の日名前聞いたじゃん?」




「うん」



「本当は名前、知ってたんだよね…」



「え?」



じゃ、なんで聞いてきたの???