――コンコン 深夜1時、シン……と静まるのは俺の部屋。 真っ暗な部屋への訪問者。 まあ、約束していたから驚くことはないけど――。 「美桜?」 ゆっくりとドアを開けると、ワンピース風のパジャマを着た美桜が立っていた。 「おいで」 美桜を招き入れると、寒くならないようにベッドの中へと誘う。 「あったかい」 胸に冷えたほっぺをすり寄せ、腕の中で丸まるネコは 安心しきった様子で、目をつぶった。 ……ん、? “目”を“つぶった”? 「美桜は俺のベッドで寝るためにここに来たの?」