「佳恋さん、どうして…」

「健一さんに乗せてもらったの。

話は最後まで聞かないとダメなのよ。

こんな風に、大変なことになっちゃうんだから」

保住を警官に引き渡すと、

俺を縛っていた縄を解いてくれた。

「悟くん、話の続きをしましょ」