リスカ男、波乱の日々

「私、ずっと前に悟くんに

会ったことがあるの。

悟くんは覚えていないだろうけど」

「えっ…いつです?」

「私が短大生の時よ、

あの病院の近くにアパートを借りてたの」

俺は視線を落とした。

佳恋さんは俺のことを

"初めから"知っていたのだ。