リスカ男、波乱の日々

すぐに視線を手首に移す。

特に新しい傷はない。

もうろうとした意識の中でも

なんとかブレーキをかけたのだろうか。

「まじかよ」

トイレの様子を見て、

三人はおろおろとし始めた。

佳恋は息を吐いた。

「ちょっと落ち着きなさいよ。

厄介なことになったわね。」