「あの―…」 真ん中に座っている女の子が俺らの会話を遮った。 「あ!!ゴメンね? こいつがもう1人の男メンバーの凪。」 「どーも」 適当に挨拶した。 「そだ!! 杏莉の自己紹介の途中だったよねっ?」 ん………? 「…杏莉?」 俺の好きな人の名前… 『あんり』先生… まぁ同じ名前の人なんて何人もいるよな? 同じ名前ってだけで興味を持った俺は『あんり』と呼ばれた子を見た。