私はゆっくり顔を上げて、彼の姿を確認した… 「えっ…!?杏莉先生!?」 相当びっくりしているみたい… 「倉元さん…」 「あれ~?2人って知り合いだったの?」 コウキさんに聞かれたけど、 それに応えれるまで頭が回転しない。 「杏莉先生、何でこんなところに?」 それはこっちのセリフ!!! 私はアナタを諦めるために、出会いを見つけに来たのに… 幸せな家族を壊さないように… 星夜くんと奥さんの顔がチラつく。 だんだんとムカついてきた私。