落ちない… 瞑っていた目をソッとあける。 「大丈夫?」 私の体はその声の主にしっかり支えられていた。 微かにタバコの匂いがした… 「…ぅわっ!?すいません!!」 そこに立っていたのは倉元さん。 「危ないから、高いとこ手伝うよ」 「へ?」 私が戸惑っている間に残っていた高いところにどんどん貼ってくれた。 「あの、ありがとうございます」