「次何乗るんだ?」


智哉がキャラメルマキアートを口に運んで言う。


「俺は観覧車希望やで♪」


壱が笑う。


キャラメルマキアートの匂いが甘ったるさを感じさせた。



莉央はさっきから黙っている。

なんなの・・この空気。