「あったり前じゃねぇか!だってお前、今日は待ちに待った定期検診だぜ?」
平助の顔がさらに輝く。
総司は窓越しに立ったまま、机に置いてある髪紐をとり黒光りの長髪を束ねた。
「お前の目的は検診じゃなくて、近藤さんだろ?」
総司の半ばため息混じりの返事に平助はニヤリと口角をあげた。
「ご名答!」
あまりに素直な答えに、総司は返す言葉もなかった。
総司は浮かれる平助を他所に、「すぐ降りる」と返事をすると窓を閉め、自室を飛び出した。
平助の顔がさらに輝く。
総司は窓越しに立ったまま、机に置いてある髪紐をとり黒光りの長髪を束ねた。
「お前の目的は検診じゃなくて、近藤さんだろ?」
総司の半ばため息混じりの返事に平助はニヤリと口角をあげた。
「ご名答!」
あまりに素直な答えに、総司は返す言葉もなかった。
総司は浮かれる平助を他所に、「すぐ降りる」と返事をすると窓を閉め、自室を飛び出した。


