亜矢がそんな事を言うから、もう一度キスしたくなる。 余裕なんてないのは、俺の方だ。 「いつまでだって待てる…って言いたい所だけど、受験終わったら返事くれよな?」 亜矢は黙って頷いた。 俺は、さっきから気になってた事を聞いた。 「さっき帰って来る時、なんで元気なかったんだ?俺、なんかした?」 亜矢は、驚いた表情だ。その顔は、「なんで分かったの?」って言ってるのと変わらないんだけど。 「やっぱりな。気になるから言って?」