「返事は今しなくていい。今フラれたら、受験落ちそうだからさ」 俺は軽く亜矢の頭をほろって、亜矢のコートの帽子を被せる。 「え…?悠斗君?」 「…ただ、約束してくれないか?俺の受験が終わったら、返事するって」 亜矢は少し顔を上げて、俺の顔を見た。 その顔は思った通り真っ赤に染まっていた。 「…いいの?私、中途半端で…自分の気持ちだってわかんないのに… 待っていてくれるの…?」