「やだ。そんなの責任重大じゃない! お母さんの好みなんてわかんないよ!」 あ、やっぱり? でも俺だってわかんねーもん。 「だから、亜矢が気に入ったやつでいいって。文句なんて絶対言わないからさ」 亜矢は渋々ながら、了解してくれて、さっきから「どうしよー…」ってブツブツ言いながら歩いてる。 そんなに悩まなくていいのに。 ゴメン亜矢、母さんの誕生日なんてないんだホントは。 俺って嘘つきだよな。