どうか届いて欲しい。
俺がどんなに頑張っても、俺の中から亜矢は消えない。
会えなくても、忘れられない。
亜矢の存在が俺を変えて、どうしようもなく欲張りにさせてしまう。
亜矢の体を抱きしめる。離れても忘れないように。
もっと亜矢の笑顔を見ていたい。亜矢の事を思い出になんて出来ない。
…これが最後なんて嫌なんだ。
格好悪い位この腕が震えてる事を、どうか気付かないで。
「頼む…」
掠れた声で耳元で囁く。
「亜矢がいないと、俺が駄目なんだ…」
きっと帰って来るから。今度はずっと側にいるから。離さないから。
俺を、忘れないで。

