俺はどうしたいのか。
亜矢が望むなら、もう離れた方がいいのか。
ただ俺は、もう自分に嘘はつけない。
風呂から出た後、俺はまっすぐに麻美の部屋をノックした。
「…何しに来たの?ハル」
不機嫌な態度を隠さない麻美の部屋に入り、俺はひとつ深呼吸して。
麻美に少しずつ話しはじめた。
「…俺、亜矢の事がずっと好きだったんだ。中3の時から。そして…今でもまだ、亜矢しか好きになれない」
「……」
俺の本当の気持ちと、麻美に応えられない事を正直に伝える事から。
俺は一歩を踏み出した。
それが、亜矢に届かなくても。

