初めて手を繋いで歩いた日を思い出した。 あの時は隣を歩いた道を、今は悠斗君の背中を見つめながら歩いた。 背が伸びた。髪も少し伸びたね…。 その制服は、北高だよね…。一体いつからここにいたの? いつから、私のすぐ側にいて…私はなんで気付かないでいられたんだろう…。 あの角を曲がると私の家に着く所まで来ると、 悠斗君はやっと振り返って私を見た。 急に目が合って、ちょっとだけ頬が赤くなる私を見て、少し笑ってくれた。 「…優太に見つかったらうるさいからここでおしまい」