悠斗君の顔が見えた。
あれからどれだけの時間が過ぎたのか思い知らされる程、
少年だった悠斗君は、大人になっていた。
「嬉しいからだよ…」
悠斗君の肩が反応して震えて、戸惑う表情が分かった。
「悠斗君に逢えて…嬉しいから…だから…」
私が途切れ途切れに、伝えた言葉を全部聞かないうちに、
私は悠斗君に抱きしめられていた。
「なぁ…俺、自惚れてもいい…?」
ぎゅっと力が込められる腕の中で、悠斗君の囁く声が聞こえた。
伝えられないと思っていた一言。
何度も何度も、夢の中で伝えた想いを口にする。
「……好き…」

