「え?」 ちょっと驚いたような麻美ちゃんのお母さんの声。 私がたった一枚の写真に目を奪われて立ち尽くしているのを、 不思議に思っているのかも知れない。 「麻美とは事情があって名字は違うのよ。もしかして知り合いだった?」 麻美ちゃんのお母さんは嬉しそうな声で答えた。 だって…その写真に写っていたのは、 麻美ちゃんのお母さんと、お父さんと、麻美ちゃん。そして…。 「成田悠斗っていうの」 少し大人びた、‘今’の悠斗君の写真だった。