「麻美は、あまり女の子の友達がいないと思ってたから…なんだか嬉しくて」
家庭の事情は余り呑み込めないけど、麻美ちゃんを本当に想っているお母さんをみてると、なんだか嬉しくなった。
この人が側にいるんだから、やっぱり麻美ちゃんはそんなに悪い子と思えなかった。
私にしたことは本当に理由が…きっと彼女なりにあったんじゃないかって。
「あら?雨…?」
いつの間にか外が暗くなって、窓際に目を向けると、激しい雨が降ってきた。
「大変。洗濯物取り込んでくるわね」
「良かったら手伝いますけど…」
「やだ、お客様にそんなことさせられないわ。ここでゆっくりしててね」
麻美ちゃんのお母さんは、急いで出て行ってしまった。

