麻美ちゃんのお母さんは嬉しそうに私を見ていて…つい、頬が赤くなった。
麻美ちゃんには似てないなぁ…。麻美ちゃんはこういうふわっとした穏やかな雰囲気じゃないから…。
それから…何だか誰かに顔が似てる気がして、さっきから気になるんだ。
…誰、だっけ…?
「さっきね、あなたを見た時、きっとうちのお兄ちゃんの彼女なんだって思ったのよ。ふふ、残念」
「…麻美ちゃん、お兄さんがいたんですか?」
「あ、そうね…麻美とは本当の兄妹じゃないけども」
え?
「再婚したから…息子と麻美は血が繋がってないの。私と、麻美もね」
驚いた顔をした私に、麻美ちゃんのお母さんは、
「…あら、変な事言っちゃったわね。気にしないで。麻美は本当の娘と思ってるのよ?」
そう言って、優しく笑った。

