わたしはまた恋をする ~年下の彼~



麻美ちゃんの名前を出すと、「…あぁ、麻美のお友達なのね」と笑いながら言って、

鍵を取り出して玄関の扉を開けた。


中を覗いて、申し訳なさ気に私と目を合わせた。


「靴がないわ。麻美はいつもそんなに早くは帰って来ないの」


そして、私の顔を覗き込んで、思いがけない事を口にした。


「あなたさえよければ、上がってもらえない?
麻美が帰って来るまで待っていたらいいわ」

「え?あ、それはちょっと…」


私が戸惑っていると、麻美ちゃんのお母さんはにっこり笑った。


「暑かったでしょ?入って。アイスコーヒーとアイスティーなら、どっちが好み?」


麻美ちゃんのお母さんは、有無を言わせずに私の背中を押して玄関に入った。