「だからさ、その悠斗君とかいう子の事、ちゃんと見てないだけだよ。 ただ年上だからって、気にしてるのは亜矢の方でしょ」 七海の言う事に、「違う」と反論出来なかった。 好きになんかなりたくない。 だって私、悠斗君が同い年だったらって…何度も考えてるんだもの。 そんな風に考えて、悠斗君を意識してるなんて。 死んでも本人には知られたくない…。