「落ち着いた…?」
本当に優しく囁く隼人君の声が耳もとで聞こえて、
私は急に今の状態が恥ずかしくなった。
「…ありがと、も、大丈夫…」
私が少し体を離すと、隼人君と目が合ってしまった。
「…大丈夫じゃないって顔してるよ…亜矢ねーちゃん…」
隼人君は少し微笑んで、私の顔を隼人君の胸に沈めて。
「もう少し、胸貸してあげるって。ね?」
隼人君は、優しい…。
隼人君が頭を撫でてくれる感触に、そっと目を閉じた。
「亜矢ねーちゃん…頭の後ろ、すげぇでっかいたんこぶできてるわー」
そんな事を言って笑わせてくれた。

