私の髪は、ずっと肩につくかつかないか位の長さだった。 でも今は、腰まで伸ばしてる加奈に追い付く位の長さまで伸びてしまった。 いつから伸ばしてるのか、自分でも気付いてる。 「亜矢の髪は、染めなくても茶色いし、細くて少しくせ毛だから、パーマかけてるみたいなウェーブで、本当に綺麗だよねー」 加奈もそう言って私の髪を触る。 「…大人っぽくなったよ。亜矢は」 伸びた髪の長さは、私の未練がましい気持ちの現れかも知れなかった。 「…もう、切るよ」 そう呟いた。