「決まったら携帯に連絡しときますから!
じゃあ、お先に失礼しまーす!」


麻美ちゃんは元気良くお店を出て行った。


麻美ちゃんは2ヶ月位前からここで働いている。


明るくて美人。多分、高校1年には絶対見えない…。


私になぜかなついてくれてるみたいで、それは嬉しいんだけど…、


どうしてか、私に彼氏がいない事をずっと気にしてくれている。


「…まぁ、会うだけなら大丈夫だよね。一回会って、断ったっていいんだし…」


もしかして、すごくいい人なら付き合う事に…なんて。


「…それはないな」