「やっとその気になってくれたんですね!?亜矢さん!」


歓喜の声をあげてるこの子は、コンビニで一緒にバイトをしてる麻美ちゃん。私より2個下の高校1年生。


でもかなり大人っぽくて私の方が年下に見えるかも…。


「うん、その気っていうか…」


私は言葉を濁す。


「亜矢さん、めっちゃ可愛いのに、彼氏がずっといないなんてもったいないですよ!私が散々、いい人を紹介してあげるって言ってたじゃないですか」


嬉しそうに笑う彼女に圧倒されて、


私は「男を紹介する」ってしつこい位言う彼女に、


…ついに頷いてしまった。