「亜矢ねーちゃん…」
心配そうに私の身体を支える隼人君に「大丈夫だから」と何度も言って、
私はあてもなく一人歩き始めた。
何処に行くかもわからない。何時に出発するかもわからない。
どうやって彼を探せばいいのかわからないのに……
もう会えないという現実は、到底受け入れられなかった。
心配した隼人君が後ろをついて歩いているのも気づかずに、
私はいつの間にかあの公園に来ていた。
たった1週間前に、気持ちが通じ合ったと思った場所。
ベンチに座り、そのまま動かない私を、隼人君は心配そうに遠くから見ていた。
しばらくして、優太が公園に走って入って来たのが見えた。
「ねーちゃん…!大丈夫かよ?」

