しばらく二人共、何も話せなかった。 「亜矢ねーちゃん…悠斗ん家の親…とうとう離婚したんだって…」 離婚…? 隼人君の顔を見ると、彼も泣きそうな顔をして私を見つめていた。 「悠斗は…きっと転校なんてしたくなかったと思うよ。でも…きっと父さんについていったんだと思う…。 なんだかんだいって、悠斗は父さんの事、好きだったから…」 私は放心状態で聞いていた。 「担任も離婚することを皆に知られたくないって…そういう理由なら、転校の事は黙っている事を了解したらしいんだ…」