「あ、亜矢、ため息ついたら幸せ逃げるぞ」 とか言ってる彼を無視して、無言で野菜を切っていた。 「…亜矢?無視すんなよ」 無視、無視。 「俺、亜矢にめっちゃ聞きたい事あんだけど」 「は?何よ」 「亜矢って付き合ってる奴いんの?」 なぜそんな事聞きたい?馬鹿にされそうだけど、嘘をついても仕方がないし…。 「…いないわよ」 そう答えると、悠斗君は予想外の事を口にした。 「じゃあ、今度の日曜、デートしねぇ?」