体育の授業が終わって教室に帰った私は、机の中に置きっぱなしにしていた携帯を取り出した。 着信ランプが光っているのを見て、携帯を開いて驚いた。 「どしたの?亜矢」 七海が不思議そうな顔で覗き込む。 着信は20件近く。 「何これ…気持ち悪いんだけど」 「イタ電?誰からなの?」 「…あ、何だ」 私はホッとして携帯の画面を七海に見せる。 「なーんだ。優太じゃん。風邪引いて休んでるんだっけ?」