どれくらいそのままだったろうか。 しばらくして、寒さに震えだした私の身体に気づいて、悠斗君はやっと私を離してくれた。 悠斗君の顔を見ると、彼はいつもと変わりない様子で、笑っていた。 「…寒いのに、悪かったな。どっか入る?コーヒーぐらいおごるし」 「…うん、おごってもらおうかな」 私は近くの自販機を指差して、振り返って答えた。 「カフェオレ、飲みたいな。あったかいの」