一番に君が好き



面倒だからシカトした。


だけど下山は私の隣の席に居座り

しつこく話しかけてきた。



うっとうしい。



それが第一印象。

イライラしてきたから

顔を上げて


「何?」


私は不機嫌そうな顔で冷たく言った。


すると翔は

やっと起きてくれた、と言って

ニコッ笑って



「ペン、落ちたよ」




それだけ?

うっざ。


私はもう一度顔を伏せようとした。