永遠~時代を恋えて~

行けども行けども田んぼ。

田んぼ!

田んぼ!!

田んぼ!!!

なんなんだここは!!!

どこに進んで自分は歩いているんだ?

バス停があった。

「とりあえず、バスを待つか…」

何分待っただろう…

眠くなってきた。

気付いたら、目の前に一人の女性がいた。

真っ白なワンピースに真っ白な日傘を差している。

顔は…

ここからじゃ見えない。

立ち上がってポケットに手を突っ込みながら、

ちょっと、席を移動した。

純黒の髪は背中まで伸びており、
風になびいて美しさをよりいっそう引き立てるようであった…