永遠~時代を恋えて~

見るも無残な姿になっていた。

顔はボコボコになっており目を開けようにも開かない状態。

紫色の顔から声が漏れた。

「…  助  け  て  」

左腕と左足が反対方向に曲がっており

出血が床をまるで道を示すかのように流れている。

医者と看護師の話が聞こえる。

「暴行にあったそうよ。」

「しかもその後に線路の上に置き去りですって…」

「事情はわかった。ひとまず全力を尽くそう」

警官は医者達と一緒にOPE室に入っていった。

…何を演じろって!?

演じた結果がこれじゃあ、演じたくもなくなるわ!